CBDオイルショップ(店舗)のコラージュ

弊社『ウェルネスキット株式会社(以下ウェルネスキット)』は、日本全国でCBDオイルを取り扱う実店舗(医療機関、美容・健康サロン、飲食店等含む)の数・業態・取扱ブランド数の動向を調査・集計しましたので、その結果をお知らせいたします。

<展開サイト>
▶︎CBDオイルのショップ(店舗)検索サイト 『CBD Library(ライブラリー)

CBDオイルとは、大麻(麻)に含まれたカンナビノイドと呼ばれる有用成分の一つ。

近年、カラダの神経・免疫調節成分をサポートする健康サプリとして、ウェルネス志向の欧米で広まり、日本でも話題になりつつあります。

これまで当社は、2020年4月10日のリリース以来、日本初にして日本最大級の「CBDオイルショップ検索サイト」を通じて、日本におけるCBDオイルの認知・普及に取り組んで参りましたが、蓄積したデータを定期的に可視化することによって理解が深まり、より一層、目的に近づくのではないかと考えています。

<前回(2020年9月)の結果>
▶︎CBD専門業態は5%。データで見る日本のCBDオイル取扱ショップ(店舗)動向【2020年度版】

自社による独自調査で実店舗情報を更新し続け、このたび、節目となる1,000店舗の掲載(リリース時418店舗)に至りました。

<お知らせ>
▶︎CBDオイルショップ(店舗)掲載件数が1,000件を突破しました

今回は、このCBDオイルのショップ(店舗)検索サイト 『CBD Library(ライブラリー)』に掲載された店舗情報に基づいて調査・集計し、データにまとめました。

調査の概要

調査方法:インターネット調査(内、620店舗分は直接のインタビュー調査含む)
調査対象:運営するCBDオイルショップ(店舗)検索サイト『CBD Library(ライブラリー)』に掲載された実店舗
調査件数:1,013件
集計期間:2021年3月24日

都道府県別ショップ数

順位 県名 ショップ数 構成比
1 東京都 248 24.5%
2 神奈川県 82 8.1%
3 大阪府 81 8.0%
4 愛知県 53 5.2%
5 埼玉県 50 5.0%
6 千葉県 46 4.5%
7 福岡県 38 3.8%
8 兵庫県 36 3.6%
9 北海道 34 3.4%
10 茨城県 25 2.5%
その他 320 31.6%
合計 1,013 100%

都道府県別のCBDオイルショップ数を調査した結果、「東京都」(24.5%)が突出して多く、次いで「神奈川県」(8.1%)、「大阪府」(8.0%)となりました。

上位10都道府県の顔ぶれは、ほぼ日本の人口ランキングの上位10都道府県と一致します。

また、ショップ数の構成比は、上位10都道府県で全体の7割を占める結果となりました。

「東京都」は、日本の人口ランキングでも首位ですが、その構成比は10.9%であることを考えると、CBDオイルショップに関しては、東京への集中ぶりが顕著に見て取れます。

<参考文献>
▶︎人口推計 平成30年10月1日現在人口推計 (政府統計の総合窓口)

なお、CBDオイルショップが最も少なかった都道府県は「高知県」(1施設)でした。

業態別ショップ数

順位 業態 施設数 構成比
1 量販店 415 41.0%
2 医療機関 196 19.3%
3 健康・美容サロン 110 10.9%
4 Vape(ベイプ)ショップ 75 7.4%
5 飲食店 69 6.8%
6 雑貨店 54 5.3%
7 CBD専門ショップ 27 2.7%
8 アパレル・スポーツ・カルチャーショップ 26 2.6%
9 薬局、ドラッグストア 15 1.5%
10 スポーツ・フィットネス・ヨガスタジオ 10 1.0%
11 鍼灸・整骨・整体院 9 0.9%
12 ヘアサロン 6 0.6%
13 レジャー施設 1 0.1%
合計 1,013 100%

CBDオイル取扱店舗の業態別の内訳を調査した結果、「量販店」(41.0%)が突出して多く、次いで「医療機関」(19.3%)、「健康・美容サロン」(10.9%)となり「CBD専門ショップ」は、2.7%にとどまりました。

首位の「量販店」は、大手ディスカウントストア「ドン・キホーテ」「MEGAドン・キホーテ」「ピカソ」が大半を占めました。

当初は一部店舗限定の取り扱いだったCBDオイルですが、試験販売を経て、全国400店舗以上で取り扱うようになったとのことです(担当者談)。

また「美容・健康サロン」では、大手美容サロン「たかの友梨ビューティクリニック」がCBDオイルを活用したメニューを導入し、大きく店舗数を伸ばしています。

従来、CBDオイル以外の商品やサービスを主軸に展開していた異業態の参入も目立ち、市場の裾野が広がっています。

CBDオイルを取り扱う実店舗の増加は、原料である大麻に対する従来のステレオタイプなイメージの変化にもつながっています。

一方で、CBD専門ショップは、前回調査から微増(23施設→27施設)となりました。

コロナ禍での新規出店控え、規制や市場動向を様子見する慎重な姿勢もうかがえます。

量販店

CBDオイルを取り扱う量販店

CBDオイルを取り扱う実店舗の中で、最大勢力となる業態です。

その内訳を見ると、415店舗中414店舗が『ドン・キホーテ』『MEGAドン・キホーテ』『ピカソ』を展開する『パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス』のグループ店が占め、多様性に乏しい状態です。

CBD先進地であるアメリカでは『ホールフーズ』などの大手スーパーマーケットでもCBDオイルを取り扱われていますが、日本では今のところその気配は見られません。

本来、地域と日常に根ざしていることに加え、コロナウイルス拡大による「巣ごもり消費」の中、需要が拡大している業態でもあります。

こうした領域で扱われるようになると、CBDオイルのイメージと浸透度は激変するでしょう。

医療機関

CBDオイルを取り扱う医療機関

あまり知られていないことですが、CBDオイルは、医師や歯科医によって自費診療の一環としても処方されています。

その多くが、西洋医学だけではない栄養療法、サプリなど全身的なアプローチにも取り組んでいる医療機関。

患者側にも「薬に頼りたくない」「薬の耐性がついてしまった」「自然由来の物で身体をケアしたい」という理由で、CBDや医療用大麻の情報収集をされる方も増えてきたといいます。

海外論文や臨床情報に基づいた認知・啓蒙を行う医学団体『日本臨床カンナビノイド学会』『臨床CBDオイル研究会』『GREEN ZONE JAPAN』の積極的な活動もあり、取り扱いが広がっています。

<参考>
▶︎日本臨床カンナビノイド学会
▶︎臨床CBDオイル研究会
▶︎GREEN ZONE JAPAN

「風味の問題で患者さんがなかなか続かない」という理由で取り扱いをやめるケースも見られる中、医療機関向けのブランドも開発されるなど、独自の発展を遂げています。

美容・健康サロン

CBDオイルを取り扱う美容・健康サロン

施術と組み合わせて、CBDオイルを活用するメニューが増えています。

「免疫」「自然療法」「ナチュラル」「アンチエイジング」「美肌」といったキーワードでアプローチすることで、女性のニーズを捉えています。

美容と健康の悩みは、多くの方が興味・関心を抱く領域です。

ソリューションメニューとして、今後もますます取り扱いが増えていくでしょう。

Vape(ベイプ)ショップ

CBDオイルを取り扱うVapeショップ

Vape(電子タバコ)のラインナップに、CBDリキッド(ヴェポライザーを使って気化させて、肺で吸引するための商品)を加えているケースが大半です。

日本では、早くからCBDに着目している業態ですが、全体に占めるCBD商品の構成比は、年々高まっています。

Vapeショップから、CBD専門ショップへ業態変更した店舗もあるくらいです。

「CBDを扱い始めてから女性客が増えた」という副次的な声も聞かれ、従来の男性客をメインターゲットとした店づくり、アンダーグラウンドなイメージからの転換を図る取り組み(女性スタッフの積極採用、内外装を入りやすく改修、接客スタイルの変更)も見られます。

全業態の中で、最も試飲可能な店舗が多い業態で、CBD初心者の体験の場としての存在意義もあります。

飲食店

CBDオイルを取り扱う飲食店

憩いの場所として展開するカフェでの取り扱いが目立ちます。

数百円でドリンクにCBDオイルを添加するトッピングサービスの他、CBDを配合したスイーツやビール、シーシャなど、飲食店ならではのメニューも誕生しています。

CBDの原料である大麻は、健康だけでなく環境にも優しい植物であり、エシカルな素材でもあります。

今後は、食事メインで提供する店舗での取り扱いも広がりそうです。

雑貨店

CBDオイルを取り扱う雑貨店

美と健康をテーマに、ナチュラル素材を取り扱う店舗でCBDオイルがラインナップに加わっています。

新宿伊勢丹の『新宿BEAUTYAPOTHECARY(ビューティアポセカリー)』や大丸心斎橋店の『BEAUTY LIBRARY(ビューティライブラリ) 』の他、『Biople by CosmeKitchen(ビープルバイコスメキッチン)』『イオンボディ』などの有名店は、早くからCBDオイルを取り扱っており、CBDのイメージアップにつながっています。

デザイン性の高い内装、女性中心のスタッフ構成も、安心して訪れられる理由です。

CBD専門ショップ

CBDオイルを取り扱うCBD専門ショップ

CBD商品に特化したラインナップのお店です。

圧倒的な商品知識とお客さまの要望に合わせた商品提案力が強み。

原料である大麻の文化・歴史や法律面にも造詣も深く、CBDに関する海外論文をキャッチアップしている人材も多いです。

大麻成分の内、日本では規制されているTHC(テトラヒドロカンナビノール)のプラスの側面や、CBDや大麻のことをより深く知れる書籍や映画情報も、教えてくれたりします。

日本におけるエバンジェリストとして、CBDオイルや大麻の認知・啓蒙を牽引する存在です。

セレクトショップとして豊富なラインナップを魅力に打ち出した店舗、カウンセリングや試飲し放題などのサービス面に特徴を持たせた店舗など、各店舗ごとに特徴が見られます。

アパレル・スポーツ・カルチャーショップ

CBDオイルを取り扱うアパレル・スポーツ・カルチャーショップ

海外の最新トレンドアイテムやライフスタイル提案という文脈で、取り扱っている傾向です。

CBDは大麻(麻)由来の成分ということもあり、嗜好性用途で購入される若い年齢層のお客さまも多い状況です。

それだけに、誤解のない正しい商品知識を提供しようという意識は強く、スタッフみずから積極的に体験したり、勉強会を自主開催する店舗も見られました。

薬局、ドラッグストア

CBDオイルを取り扱う薬局、ドラッグストア

情報感度の高い薬剤師や、漢方・サプリ指導にも造詣が深い薬剤師が取り入れています。

ストレス社会と言われ、睡眠やメンタルの悩みが増えている中、カウンセリング型の接客を推進。

相談者の悩みに応じた解決手段の一つとして処方するケースが多いのが特徴です。

相談者も、薬剤師の社会的信頼と知識面に期待を寄せています。

スポーツ・フィットネス・ヨガスタジオ

CBDオイルを取り扱うアパレル・スポーツ・ヨガスタジオ

身体を動かした後のケアとして、店頭提案している状況です。

欧米では、アスリートが身体の回復や睡眠対策、不安感の解消にCBDオイルを活用していますが、日本でも同様の目的で注目されています。

鍼灸・整骨・整体院

CBDオイルを取り扱う鍼灸・整骨・整体院

身体だけではなく精神面の悩みにアプローチしたり、施術パフォーマンスを高めるためにマッサージや仕上げに活用する施設が増えています。

鍼灸師が監修したCBDブランドも登場し、この分野でも、確実にCBDオイルが浸透しつつあります。

ヘアサロン

CBDオイルを取り扱うヘアサロン

オプションメニューである、ヘッドスパやマッサージに活用する例が現れてきました。

興味や実感を持ったお客さまがその場で購入されるケースも増えています。

レジャー施設

現状、ホテルでの取り扱いがあります。

今後は「癒し」「リラックス」といった、CBDオイルと親和性の高いキーワードで展開するレジャー施設(サウナ・スパ)での導入も予想されます。

取扱ブランド数別ショップ数

順位 取扱ブランド数 店数 構成比
1 1〜4ブランド 525 51.8%
2 10〜14ブランド 425 42.0%
3 5〜9ブランド 44 4.3%
4 不明 11 1.1%
5 20ブランド 4 0.4%
6 15〜19ブランド 4 0.4%
合計 1,013
平均値 7.0ブランド
中央値 4ブランド

各ショップが取扱うブランド数を調査した結果、「1〜4ブランド」(51.8%)が最も多く、次いで「10〜14ブランド」(42.0%)でした。

各店舗がどのような基準で商品選定をしているか?については、調査の必要がありますが、2極化の傾向がみて取れました。

また、1店舗当たりの平均取扱ブランド数は7.0ブランド、中央値は4ブランドとなりました。

1,013店舗中、414店舗(調査時)を占める「ドン・キホーテ」「MEGAドン・キホーテ」「ピカソ」のデータが全体データに大きく影響している点、申し添えておきます。

本データは、現時点で⼊⼿可能な信頼できる情報に基づいて作成したものでありますが、不確実性を含んでおり、その正確性・完全性に関する責任を負いません。

まとめ

異業態が積極的にCBDオイルを商品ラインアップに加えるようになり、東京を中心にCBDオイルの取り扱い店舗数は増えました。

「実際に自分の目で見て確かめ、理解した上で購入を検討したい」「ネットショップだとちゃんとした商品なのか分からない」というニーズや不安の声に応えられる環境が少しずつ進んでいます。

店舗やブランドが増え、選択肢も広がる反面「どれを選んだらいいかわからない」という新たな課題も生まれています。

また過渡期ということもあり、規制やルール、言葉の定義が統一されていないことから起こる、疑問や議論も絶えません。

こうした状況下、実店舗は、商品とお客さまのマッチング機能としてますますの期待が寄せられていくでしょう。

正しい知識に基づいた商品選定と説明責任は、その機能を果たす一つのポイントです。

『CBD Library』は、今後もこうした視点で実店舗の魅力を紹介し、引き続きCBDの認知・普及に取り組んで参ります。

人×人、人×CBDのご縁を一つでも多く産み、より前向きなムーブメントの一端を担えれば本望です。

<参考:海外のCBDオイルショップ情報>
▶︎ヨーロッパのCBDオイルショップ5選〜チェコ(プラハ)編
▶︎アメリカのCBDオイルショップ5選〜オークランド編

3/24現在、世界的に新型コロナウイルスが感染拡大し、日本においても緊急事態宣言は解かれたものの、予断を許さない状態です。

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